企画概要
毎年大きな災害が起こる今日。
同じ空の下で(Under The Same Sky)『出来事』が起こったことを、
Tシャツを通して思い出せるように、というのがこの企画の成り立ちです。
様々な分野で活躍するアーティストの方々が
空と雲、あるいは「同じ空の下で(Under The Same Sky)」から
イメージを膨らませて、Tシャツをデザイン。
Tシャツはオンラインショップ・AirT THE SHOPで販売し、
売り上げの一部は、同じ空の下で被災した地域へ届けます。
ドネーションに関する報告はAirTウェブサイトのお知らせに掲載します。
実施期間
毎年9月1日〜翌年8月31日。
販売期間終了前にアーティストと相談の上チャリティTシャツを継続販売するかを検討し、
次の期間から新たなキャンペーンを展開します。
毎年の実施結果の報告はこちらです。
AirT THE SHOP
2020年9月1日公開
https://airt.theshop.jp/
Tシャツというメディアを通して世界と接続する営み・AirTのオンラインショップです。
チャリティTシャツ、オリジナルのメッセージTシャツを販売しています。
チャリティTシャツは随時追加する予定です。
ショップの特徴
微力は無力ではない
実は私も『被災地』に関わりがあります。両親が2011年3月11日の東日本大震災で被災して、その後東京に移住しました。そういう縁がありながらこれまではこのことを広く浅く伝えることができませんでした。被災度合いが大したことがないとか、まだ恵まれている方だとか、私が思い描いていた支援ができていないとか、そういう理由でできませんでした。そして自分が無力だと思っていました。
今年に入りAirTの活動を始め、同じ空の下でのハッシュタグをつけて空と雲と紙のTシャツの写真を撮り始めました。同じ空の下で様々な出来事(例えば、香港のデモ、BLMのデモ)が起きていることに反応してのことでしたが、その端緒が家族の被災であったのかもしれないと気づいたのはつい最近です。
2020年夏の現在は、コロナ禍で7月に起きた豪雨災害についてはあまりニュース等で見ることはありません。コロナの話題ばかり追っているけど豪雨災害の復旧状況はどうなっているのだろう、と気になり、そういう個人的な関心でこのプロジェクトを始めました。
『微力は無力ではない』、これは、随分前に知人のつぶやきで知った言葉。Tシャツを販売して一部を寄付するといっても微力だと思います。だけど無力ではないということを今の私は知っています。無力感を感じている方々にも、微力は無力ではないということを伝えていきたいと、今は思っています。
2020年8月31日 野村とし子(AirT主宰)