紙のTシャツとして着想を得たAirTですが、多くの人にその面白さを体感して欲しく、紙のTシャツテンプレートを用意しています。とはいえ、以下の一連の作業は…
- テンプレートをダウンロードする
- 印刷する
- Tシャツの形に切る
- 紙のTシャツを何かに乗せてエアティーしてみる
ハンズオンイベントであればともかく、個々人がおウチで試すにはハードルが高いみたいでして、どうしたものかと思案しています。付け加えて言うと、AirTの説明をしてテンプレートをお渡したケースでは試していただける確率は高かったのでハンズオンイベントの可能性は感じています。一方で集まれる機会が持てるのか問題もありますが。
さて、ハードルが高い件に話を戻します。実際にそのような意見を聞いたり、私たちが実感したこともあり、AirTアプリを作って架空のTシャツを収集してもらうのはどうだろうと考えていました。紙のTシャツはハードルが高いから、いつでもどこでも好きな時にAirTできるアプリがあったらいいと。Instagramが画像の加工も含めての『写真のフレーム』を提供しているように、架空のTシャツのフレームを提供すればよいのではないかと。
しかし大事なことを忘れていました。地と図の関係に当てはめた場合に、地のアプリを作りたいのか、図のアプリを作りたいのかを考えていなかったのですよ。
ある画像をInstagramで加工したものと、紙のTシャツテンプレートを乗せたものとを比較してみます(下図参照)。一目瞭然でTシャツフレームはフレームにしては大きすぎることがわかります(アプリ化したときのTシャツの大きさがこうだとは限りませんが、仮にこれだとすると、赤い線の内側の図の面積はぱっと見Instagramの四分の一程度)。つまり、Instagramは地と図の関係で言えば「地」であり、利用者が「図」を自由に扱えます。それに比べてAirTは地のつもりだったのに自由に扱える図が小さくて、地の存在感がありすぎ。もはや地ではない。そんなアプリがあったとしても使いにくいですよね(苦笑)。
つまり、アプリとしてのTシャツは地にはなり得ないのがわかったので、図になるようなものを考えればいいのですが…。例えば、スマホの写真アルバムを使って全然予想もしないTシャツができてしまうとか、特定の場所に行ってアプリを通じて見てみると場所にちなんだヌリ壁のようなTシャツがいるとか。…あえて作る必要があるとは思えません(引き続きアイデア出しは続けますが)。
で、思ったのが、インターネット・ミームみたいな存在。どこかで見た気がするTシャツが人から人へと伝わって、できれば伝わる過程で変化していくと面白い。例えて言うなら、笑うという意味の顔文字が色々作られてきたように。というのも、ウィキペディアによるとインターネット・ミームは「元のアイデアのハイジャック」であるのですが、同様に紙のTシャツも元のアイデア(図となる絵や画像)のハイジャックなんですよね。そこを際立たせたいので、もう少し練ってみようと思っています。
一方、今すぐできそうなことはないのかなと考えてみました。上述したミームのように、顔文字やアスキーアートでAirTミームを広めるのも面白そうですが、可能性がありそうなのはアプリの機能として提供されて、使いたい人が使うことができる仕組みでしょうか。アプリの機能とは、わかりやすい例だとLINEやMessangerのスタンプのようなものです。他にもいくつか思いついたので、ちょっと整理して後日報告しますね。
こんなことを考えている人もいるんですねー。
https://note.com/deconbatch/n/n87fbc7d19c4e
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